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第3回 乳がん〜統合医療と緩和ケア その2〜

乳がん治療「3点セット」

富山県射水市のライフアドバイザー、奥寺千賀子さん(仮名、48歳)が「乳がん」と診断されたのは平成20年12月22日。がんは右乳房に2.5センチ、リンパに2センチ、病期は「ステージ2B」という診断だった。
すぐに担当医が「これが治療の3点セットです」と提示した。
「3点セット」とは、(1)3週ごとに1回、計8回の抗がん剤治療でがんを小さくする(2)右乳房の全摘出手術(3)手術で取りきれないがんを除去する計25回の放射線治療―という「抗がん剤」「手術」「放射線」がフルコースになった治療計画だった。
乳がんを自己検診で予想していたという奥寺さんは冷静だった。だが、「3人の子供と愛犬2匹を残して、俺より先に逝くな」と夫が動揺しているようだった。奥寺さんには9歳年上の夫と3人の子供がおり、一番下の次男は大学3年。
「私の場合、全摘手術は必要だとしても、ほかの治療が本当に必要なのかと多少疑問を持ちましたが、家族の希望もありますし、医者が提示した治療を拒否する勇気もなく、提示された『3点セット』を受けることにしました。でも、術前に6カ月間続けられる抗がん剤の副作用に耐えられるかと考え、以前、知人が受けたことがあるごしんじょう療法を試しに受けてみようと決意したのです」(奥寺さん)
奥寺さんは抗がん剤治療の直前の平成21年1月15日に上京し、3日間、貴峰道でごしんじょう療法を受けた。

ごしんじょう併用で体が回復、気力が上昇

「最初にごしんじょう療法を受けた時は、一体何をしているんだろうってくらい、全身が痛くて驚きましたが、治療後、がんがある部分だけがアザになっているので、気の力を感じました。しかし、本当にごしんじょう療法の治療効果を実感したのは、抗がん剤治療を始めてからです」と奥寺さんは語る。
奥寺さんは、平成21年1月19日に抗がん剤治療をスタート。前半4回が5−FU、エンドキサン、ファルモルビシンの複合療法、後半4回がタキソール療法だった。
乳がん 抗がん剤投与後、まもなく、爪が黒く変色し、耳鳴り、全身の倦怠感が現れ、頭がボーっとして思考力が低下するなど、思った以上に抗がん剤の副作用がつらかった。
同年1月28日に上京し、3日連続でごしんじょう療法を受けた。すると、「大変つらい副作用が一気にとれた」(奥寺さん)という。
しかしその後も、抗がん剤を投与する度に重い副作用に苦しむ。
「3回目の抗がん剤で頭髪が抜けた時は、また生えてくると分かっていても、ショックでした。そして、4回目の抗がん剤で体毛はすべて抜けました。以前はまつ毛のエクステンションをしていたのに、その大事なまつ毛までも完全になくなり、落ち込みました」と、ぐったりとして動けないほどのだるさに加え、脱毛により気持ちも沈んだ。
「頑張って東京まで来て貴峰道で治療を受けると、だるさや耳鳴りなどの副作用のつらさがその場でとれて、体が楽になり、沈んだ心が軽くなる。抗がん剤をする前の普通の体に戻るのです。月に1、2回は上京し、府中市の娘のところに2、3泊して貴峰道に3回治療に通いますが、府中から代々木上原まで、朝の満員電車を2つ乗り換えても平気なくらい、あっという間に元気になります。心が明るく前向きになるので、また治療をがんばろうと気持ちになって富山に帰るのです」

炎天下で2時間並び、阿修羅展へ

平成21年6月3日、この日も抗がん剤の副作用による重くだるい体で上京し、貴峰道を訪れた奥寺さんだったが、治療後は心身が爽快になり、話題の「国宝 阿修羅展」を見ようと、東京・上野の東京国立博物館へ向かった。
「会期終了間近の最も込んでいる時でした。炎天下の中、2時間も並んでようやく念願の阿修羅展を見ることができました。並んでいる間、周囲の方たちはぐったりしていましたが、私は抗がん剤治療を5カ月以上続けている体でも、ピンピンでした。それほどごしんじょう療法の治療効果は大きい」と奥寺さんはいう。
奥寺さんは7月上旬、ごしんじょうを購入して使い方を習い、富山の自宅でも自分でごしんじょう療法をするようになった。ごしんじょうは常に持ち歩き、毎日自分自身を治療し、部分的な痛みや手足のだるさは自分で取り除いているという。
「7月15日の検査では、白血球が7000までに上昇していました。抗がん剤の副作用で白血球は低下するため、手術前に数値が3500あればOKと言われていましたが、私の場合は白血球が低下するどころか、どんどん増えました。腫瘍マーカーも正常値の3.3です。本当にごしんじょう療法のおかげです」と、ごしんじょう治療の効果を挙げる。

ごしんじょう療法は最高のデトックス

「実は最近、抗がん剤で『がんを小さくする』ことは、あまり意味がないんじゃないかと考えるようになりました。がんが小さくなっても、必ずまた大きくなりますし、本来は毒物である抗がん剤を投与することで副作用に苦しみ、気力が失われます。その状態で体に負担のかかる手術をするよりも、体が元気な状態で手術をする方がいいのではないか、と。私の場合、後半4回の抗がん剤の効果が全くなかったため、抗がん剤をやらずに、手術とごしんじょう療法だけをするのがベストだったのではないかと感じています」と、奥寺さんはこれまでの自身のがん治療を振り返りながら、「でもやはり病院の治療を拒否する勇気がないので、『3点セット』はやらざるを得ない。ごしんじょう療法と併用すれば、乗り越えられますから」と、病院治療をフルコースで受ける方針だ。
奥寺さんはライフカウンセラーという仕事柄、がん闘病の生活についても深く考えるようになったという。
「ステージ2以上のがん闘病は、いかに生活の質を落とさずに長く生きるかを重要視した方がいいように思います。貴峰道では何人ものがんの方に会いますが、ごしんじょう療法のみで闘病する人も、病院の治療と併用する人も、皆さん仕事をしていて元気ですよね。ごしんじょう治療を受ければ、邪気が手足からワーッと出ていくことを実感しますが、ごしんじょう療法は、がんや抗がん剤が生じさせる邪気=毒素を排出する最高のデトックス(解毒)だと感じます。抗がん剤治療中の私が混雑する阿修羅展を楽しめたように、ごしんじょう療法でデトックスをすれば、本来の体に戻ります。ごしんじょう療法は、生活の質を落とさず、がんと闘病しようとする人にとって、最高の治療法だと考えます」
奥寺さんは7月28日に手術をした。今後は「3点セット」の最終治療、25回の放射線治療を受けることになる。

平成21年8月7日
久保田正子