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電磁波の健康被害
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第12回 医療の専門家に聞く〜産婦人科医、安田基医師〜

電磁波を避けると逆子が直る?! 愛知県岡崎市にある吉村医院の非常勤医師、安田基医師(68歳)は、どんなに逆子体操をしても頭位に戻らなかった妊婦に電磁波を避けるよう指導したところ、極めて高い確率で頭位に戻ったという。「妊婦は強い電磁波を浴びてはいけない」という貴田晞照師の理論を受け、妊婦への指導を始めた安田医師に話をきいた。

妊娠9、10カ月で逆子が直った

まず、非常に貴重な安田先生のデータ(=表)についてですが、「電磁波を避けるように」という指導によって、12人中9人の逆子が頭位に戻ったという結果には驚きました。

「私自身も大変驚いています。今年3月からの取り組みなので、まだ症例数は多くありませんが、どんなに逆子体操をしても頭位に戻らなかった逆子の妊婦さんを対象に指導しました。全部で12人の妊婦さんに、『トイレの便座の電源を切り、パソコン、携帯電話、テレビなどの電磁波を控え、足腰を冷やさないように』という指導をしたところ、9人の妊婦さんの逆子が直りました。妊婦さんには常日頃、足腰を冷やさないようにとは言っていますので、『電磁波を避けた』ことの効果だと思っています」

中には、妊娠9カ月、10カ月の逆子が直った例もあります。

「一般的には、妊娠35、6週になると胎児が大きくなっているため、逆子はほとんど直りません。ですから、出産を間近に控えた妊婦さんに対して効果があったことは衝撃でした。
例えば、1例目の35歳の初産婦さんの症例は、私の方でも半信半疑で始めた試みだっただけに、ドラマティックでしたね。この妊婦さんは、37週で逆子は複殿位(胎児があぐらをかいて座った姿勢)で、どんなに逆子体操をしても直りませんでした。仕事でパソコン、携帯電話を頻繁に使用しているキャリア女性でしたが、それらの使用を控えるよう指導したところ、5日後には頭位に戻っていました。
2例目の24歳初産婦さんの場合、33週の単殿位(胎児のお尻が下でV字に脚を伸ばして座った状態)でしたが、28週から逆子体操を続けていても治らなかったのに、同様の指導で1週間後に頭位に戻っていました。
8例目の28歳初産婦さんの場合は、出産1週間前の38週で逆子が直っています。出産直前、大きな胎児がお母さんのお腹の中で動きにくい状態にもかかわらず、頭位に戻るというのは驚くべきことです」

「1週間後に頭位に戻った」という場合、「1週間後のエコーで頭位に戻っていたことが確認された」ということですか。

「そうです。ですから、1週間より早く逆子が直っていると考えています」

逆子が直らなかった3例については、何か特別な理由はありますか。

「子宮奇形の一種の双角子宮だった方もいます。出産後に分かったことですが、さい帯が通常よりも短く、胎児の運動制限があった例もあります。このように妊婦さんの体質的なものと考えられます。もちろん、生活の中の電磁波をどの程度避けたかというところは、妊婦さんの判断もありますので、徹底されていなかった可能性もあります」

年齢、出産経験 頭位に戻ったか コメント
35歳、初産婦 仕事でパソコン、携帯電話をよく使うキャリアウーマン。37週の時点で指導し、5日後に頭位に戻っていた。
24歳、初産婦 28周から逆子体操をしても戻らなかったが、33週2日で指導をし、1週間で頭位に戻った。
28歳、初産婦 28周から逆子体操をしても戻らなかったが、33週5日で指導をし、すぐに頭位に戻った。
26歳、初産婦 30週で指導し、1週間後に頭位に戻った。39週2日で正常自然分娩。
28歳、初産婦 36週で指導し、1週間後に頭位に戻った。無事、正常自然分娩でお産。
35歳、経産婦 32週で指導。「あまり徹底して電磁波を避けず、できるだけ使用しないようにした」(本人)程度だったが、37週で頭位に戻った。39週で自然分娩。
42歳、初産婦 34週で指導するも逆子直らず、39週で帝王切開。さい帯下垂だった。
28歳、初産婦 36週後半に自分で電磁波をカット。38週で頭位に戻り、39週で正常自然分娩。
31歳、経産婦 34週で指導するも逆子は直らず、38週で自然分娩。さい帯過短。
10 34歳、経産婦 31週で指導し、すぐに頭位に戻った。
11 40歳、初産婦 28週で指導し、すぐに頭位に戻った。
12 32歳、経産婦 36週で指導したが直らず、38週で自然分娩。妊婦が双角子宮だった。

(平成22年3月〜6月、吉村医院非常勤 安田基医師の調べ)

※ 逆子体操をしても頭位が戻らなかった逆子妊婦が対象。
※ 指導内容は、「トイレの便座の電源を切り、パソコン、携帯電話、テレビなどの電磁波を控え、足腰を冷やさないようにする」というもの。逆子体操は継続させた。

現場の医師として、逆子の増加を実感

ところで、逆子の妊婦さんに対して、どうして電磁波を避けるよう指導を始めたのですか。

「今年2月ごろ、吉村医院の元婦長で、現在は講演活動をしている札幌市の助産婦、岡野眞規代さんから、勧められたのがきっかけです。岡野さんは、ある学会の案内でごしんじょう療法を知り、貴峰道の治療を受けて体が非常に楽になったそうですが、『妊婦は強い電磁波を浴びてはいけない』という貴田先生の理論に共感し、産科の先生に伝えなければと思ったそうです。
『貴田先生は長年、妊婦さんに対して、電気毛布、電気カーペット、パソコン、携帯電話などの電気製品を使うことを控え、電気便座を使用する時はコンセントを抜くことを勧めているが、それを実践して逆子が直ったり、切迫流産の人が無事出産できたりしている』という話を聞き、初めは半信半疑でした。
しかし以前から、汚染された食べ物や水と同様に、電磁波も妊婦さんや胎児にストレスを与えているのではないかと、なんとなく考えていましたし、私自身も貴田先生の治療を受けてみて、貴田先生の理論に納得するものもありました。貴田先生からパソコンや携帯、テレビなどの電気製品が妊婦に良くないと聞きましたが、とりわけトイレの電気便座による電磁波の大きさを聞いて驚きました。こうした電気製品が妊婦や胎児に大きなストレスになっているとすれば、すぐに対応する必要があると感じました。電磁波を避けるだけですから設備や費用がかかるわけでもないし、"ダメ元"でやってみようと思ったのです」

吉村医院では、特別な事情がない限り、逆子でも自然分娩しますね(※1)。

「吉村医院では、妊娠中の生活指導を徹底して行い、それによりほとんどの逆子のお産を経膣分娩で行っています。普通の病院では、逆子はほぼ全例が帝王切開になってしまいますので、逆子が直るかどうかということは、妊婦さんにとっては極めて切実な問題です。経膣分娩する場合でも、逆子のお産は、お母さんにとっても医療者にとってもストレスの多いお産であることは間違いありませんから、妊婦さんは逆子を直して出産したいと思っています。ですから、妊婦さんたちは電磁波の指導を熱心にきいて実践していましたし、逆子が直った時にはものすごく喜んでいました」

いま、一般病院での帝王切開率は20%を超えているそうですが、それは逆子の増加が原因なのでしょうか。

「出産の現場にいると、ここ最近の傾向として、逆子が増えているという実感がありますね。逆子の増加もあって、帝王切開が増えているのかもしれません。帝王切開が悪いわけではありませんが、経膣分娩に比べ、最初の母子関係の深い絆やお産の達成感、母乳哺育への自信などがどうしても妨げられてしまうケースがあります」

赤ちゃんの立場に立った自然なお産に感動と喜び

安田先生は以前、一般病院に勤務されていたそうですが。

「長く大学病院の産婦人科で勤務医をしていました。当時は、陣痛促進剤や吸引、帝王切開を普通にやっていましたし、お産は義務的にやっているだけで、全く楽しくありませんでした。吉村医院のお産を知り、吉村医院で勤務するようになって11年になりますが、今はお産に喜びがあり、楽しみもあり、感動があります。もちろん、苦しい時もありますが、やりがいがあります」

つい最近、吉村正先生の講演会に行き、吉村医院でのお産を映像で見て感動しました。生まれたての赤ちゃんがお母さんに抱かれて安心し、ギャーギャー泣かずに寝ているような状態になるんですね。一般的出産の風景として、赤ちゃんがオギャーと泣き、医師や助産婦が「元気なお子さんですよ」といいますが、その定番のセリフをとりあげ、吉村先生が「みなさん、騙されている!」と指摘したのは印象的でした。

「吉村医院では、お母さんや赤ちゃんの立場になってお産を見守るというのが基本姿勢です。普通は管理体制を徹底するために、赤ちゃんをお母さんからすぐに離してへその緒を切り、体重を量るなどの処置を優先するので、赤ちゃんは不安でギャーギャー泣くのです。ここでは処置は後回しにし、余程のことがない限り、母子が一緒にいる大事な時間を邪魔しません。赤ちゃんは生まれたらすぐにお母さんに抱かれますから、安心して、一種の瞑想状態になるんですね。それが重要であることは、赤ちゃんの立場になれば分かることで、自明の理です」

「ストレスのない自然なお産」は理想だと思います。

「近年は生活が豊かになった反面、現在社会に蔓延する大気汚染や農薬汚染、化学薬品物質などが新たなストレスとなって妊婦に影響している状況になりました。今回の試みで、妊婦に与えるストレスの一因に、電磁波もあるのではないかと思っています」

全ての妊婦に電磁波を避ける指導を

貴田師はごしんじょう療法を始めた当初から、妊婦の電磁波被ばくに警鐘を鳴らしてきました。それは、貴峰道には自閉症や多動症、てんかんなどの脳障害を持つ多数の子供たちが多数治療に訪れ、そうした障害の子供たちの頭には一様に邪気(過剰の電磁気エネルギー)が生じていることを実感しているからだそうです。「妊娠中に受精卵から胎児へと成長していく過程では、細胞分裂が活発に行われ、脳神経が構築される。電磁波は分子の中にまで浸襲し、電磁波によって生じた邪気が、そのデリケートな受精卵や胎児に何らかの影響を与えることは十分に考えられる」という貴田師の理論にはどうお考えですか。

「まず、医者として『邪気』という言葉には抵抗がありますが、『邪気』を『過剰の電磁気エネルギー』と置き換えてみますと、貴田先生の逆子の理論には、納得するものもあります
胎生期、とくに妊娠初期から10カ月にかけて胎児は60兆の細胞とともに、ホルモン、神経、免疫系の間に、オーケストラのごとく調和とバランスを整えながら、心身の原初の適応システムを構築していきます。人間として生きていく上で大事な知恵、集中力、忍耐力、決断力、順応力、慈悲心、利他心などを統合する魂レベルでのプライマルな適応システムが培われているのです。電磁波はそれを障害する恐れがあると感じています」

ごしんじょう療法 逆子について、貴田師は「胎児の頭位のところに強い邪気があるから、そこを避けて脳を守るために逆子になっている。したがってその邪気を取れば胎児は自ずと正しい位置に戻る」と言っています(=イラスト)。

「電磁波を避けるよう指導しただけで逆子が驚くほど直るのですから、逆子の増加は電磁波の影響もあるのではないかと推測できます。胎児は、本能的にそれを感じて電磁波から遠ざかろうとして逆子になるのではないでしょうか。中でも、トイレの電気便座の電磁波が強いことを、ほとんどの人は知らないまま使用しています。下腹部に強い電磁波を受け、胎児がストレスになっていることは大いに考えられます。
『胎児が脳を守るために逆子になっている』という貴田先生の理論は、非常に興味深いものです。胎児は初期の段階で、原始的な情動を想起させる脳の扁桃核(へんとうかく)を形成することが分かっています。扁桃核は、恐怖、不安、不快という負の感情に深く関わる機関ですから、胎児はさまざまなことにストレスを感じるのです。
下腹部の強い電磁波をストレスに感じて逆子になるのだとすれば、電磁波そのものが胎児の脳に障害を起こすことは十分に考えられます。逆子が直らない妊婦だけでなく、すべての妊婦に電磁波を避ける指導をした方がいいように思います。貴田先生の理論が、小児科や大脳生理学などで研究解明されることを望みます」

安田先生の電磁波指導の臨床例が広まれば、逆子が直るだけでなく、胎児の電磁波被ばくの問題がクローズアップされ、脳機能障害児の急増に歯止めがかかるかもしれません。

「もっと多くのデータをとらないといけないと思っています。これまでは、どんなに逆子体操をやっても直らなかった妊婦のみを対象としてきましたが、これからは、逆子の妊婦全員を対象にしたいと思います。その際、電磁波を避けるという指導だけでなく、ごしんじょう療法の理論をもう少し取り入れ、妊婦さん自身が手で擦り、お腹に溜まっている過剰の電磁気エネルギーを取り除くことも指導していきたいと思っています。
逆子で結果が出ましたので、いま、妊娠中毒症の妊婦さんや尿たんぱくが出た妊婦さんにも、電磁波を避ける指導を始めています。仕事の問題や夫婦間の問題でストレスを抱えている妊婦さんは多いですが、妊娠中、少なくとも避けることのできるストレスは避けるに越したことはありません。
胎児や乳幼児の電磁波被ばくは、今後、議論される問題になると思います。逆子の妊婦さんだけではなく、すべての妊婦さんが、パソコン、携帯電話、テレビ、電気毛布、電気カーペット、電気便座、IH調理器など電磁波を大量に発生する電気製品からは少し遠ざかる方が賢明だと考えます」

※1 吉村医院は、自然なお産の第一人者で医学博士の吉村正院長が立ち上げた診療所で、自然分娩を提唱し実践していることで全国的にも知られている。一般病院の帝王切開率が20%を超える中、吉村医院では2.1%。医療介入を極力行わない「昔ながらの自然なお産」がさまざまな社会問題を減らす第一歩だとして、妊婦が薪割り、雑巾がけ、炊事などで体力を維持して出産に備えるユニークな試みに取り組んでいる。

平成22年8月1日
久保田正子