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電磁波の健康被害
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第16回 心不全〜心房細動による不整脈が洞調律に〜

心拍数下がらず、腹水と胸水で体重激増

東京都港区の自営業、中村健一さん(仮名、55歳)は今年4月、歩いていて急に胸が苦しくなり、息切れや動悸で階段も普通に上れなくなった。いわゆる不整脈と狭心症の症状で、次第に四六時中、胸の違和感を訴えるようになった。
大柄で筋骨たくましく、学生のころはアメリカンフットボールの選手として活躍したという中村さん。ウエア販売などスポーツに関連した仕事をし、時間が空けばジムに通うというスポーツマンだ。これまで大きな病気をしたことがなく、頑丈で仕事をバリバリこなせることが自慢だっただけに、狭心症の症状が出始めた時はショックが大きく、仕事への意欲を一気に失ったという。
8月6日、近くの病院へ行き、すぐに薬物治療を開始したが、8月中旬から症状はさらに悪くなり、心拍数が150〜200(成人男性は通常60〜70程度)に。心臓機能の低下によって、急速に全身がむくみ、腹水、胸水がたまった。顔や腹部、足首は倍近くに腫れあがり、2、3週間で95キロだった体重が120キロまで激増したという。
しばらくすると、呼吸困難で歩くことも困難になった。10メートル歩くだけで、100メートルを全力疾走した後のような息苦しさになる。たとえばスポーツで全力疾走した場合、健常者でも心拍数は160程度まで上昇するが、自然と心拍数は落ちて呼吸が戻り、汗をかいた後のさわやかな気持ちになる。ところが、この時の中村さんは、心拍数が150以上に上がるとじっとしていても下がらず、苦しい状態が持続する。一向にあぶら汗がひかず、気持ち悪さだけが残るのだという。
食事もほとんど摂れず、尿も1日1回しか出ない。頭痛もひどく、横になると肺から空気が漏れるような感覚になって苦しい。ベッドに横になれないため、ソファで休む状態が続き、夜、しっかり眠れないのも辛かったという。
「このままどうなってしまうのだろうか」
気持ちは落ち込むばかりだったという。

「原因不明の心房細動」で緊急入院

中村さんは8月19日、今度は心臓の専門病院へ行った。
心電図、レントゲン、CTのほか、超音波の発信機がついた内視鏡を口から食道へと送りこみ、食道内部から超音波を発信して心臓を詳細に画像化する「経食道エコー」などの精密検査を行った結果、医師は次のように診断した。
「左心室の心房細動です。中村さんの心臓は、外壁が傷ついているわけでもなく、弁も全く異常は見られません。原因は分かりませんが、何らかの作用によって、心臓がうまく機能しなくなっているのでしょう」
中村さんは翌日から緊急入院し、点滴治療を受けた。その結果、不整脈や狭心症の症状は少し治まり、体重は15キロ減少するなど、一定の効果が出たという。
「この先、症状が改善されなければ、心臓カテーテルやペースメーカーということになりますが、しばらくは薬物療法で様子をみましょう」という医師に従い、中村さんは1週間後に退院。心臓病の代表的治療薬ワーファリンやバイアスピリン、むくみを改善するための利尿薬などの服用を続けた。自宅での薬物治療で9月から心拍数は徐々に下がり、70〜80台まで落ち着いてきた。
だが、安静時に70台まで低下した心拍数も、ほんの少し動いただけで、すぐに100を超え、10メートルも普通に歩けない状態は続いた。相変わらず食欲は全くなく、利尿薬を飲んでもむくみはあまり改善されない。一応会社へは出たが、仕事の能率は格段に低下し、何もやる気が起きなくなった。
そんな時、妻の祥子さん(仮名、50歳)が書店で「奇跡の医療」(豊田正義著、幻冬舎)を見つけたことで、ごしんじょう療法の存在を知ったという。

1回の治療後、信号を走って渡った

祥子さんはそのころ、自身が心拍数の増加と動悸、発汗、体重減少、体のだるさなどの症状で病院へ行き、検査の結果、甲状腺機能亢進症と診断されていた。病院で治療を開始する前に貴峰道に行ってみようと予約を入れ、9月11日、初めてごしんじょう療法を受けた。すると、治療後は体がすっきりし、心拍数が落ち着いたという。続けて3回貴峰道に通い、心拍数も120だったのが80〜90まで低下した。
「3回の治療でごしんじょうの効果を実感しました。心拍数が落ち着きましたから、主人の心臓にはすぐに効きそうだと思いました」(祥子さん)
本を読み、また妻がよくなっている現実を見て、中村さんは、すぐにでも治療を受けたくなった。貴田晞照師が大峯山での修行で留守という9月23日なら予約が入れられると聞き、「それでもいいから治療をしてください」と頼んだという。
治療当日、中村さんは祥子さんと車で向かったが、駐車した場所から貴峰道までのわずか20メートルを歩くのも休み休みで、どうにか貴峰道に着いたときは、200メートルを全力疾走した後のような苦しい呼吸状態だった。やっとの思いで治療ベッドに横たわってからは、中村さんには驚きの連続だったという。
まず、治療中は「左の足に電気が走り、左足がけいれんしたような感じ」(中村さん)になった。ごしんじょうが胸のあたりに軽く置かれただけでも、声をあげてしまうほどの激痛が走った。治療後半には、手がジンジンし、ゴワゴワとグローブをはめた感じになり、邪気が抜ける感覚を実感したという。
さらに、施術中を含め、貴峰道に滞在した約1時間でなんと5回もトイレに行った。利尿薬を飲んでも排尿が少なかっただけに、ごしんじょう療法の効果に感動したという。
「治療が終わり、服を着替えると、ズボンのベルトの穴が貴峰道に来た時から2つも小さくなっていたのには本当に驚きました。治療後は、体が信じられないくらい軽く、楽になって、駐車場までスタスタ歩き、駐車場の先の信号を走って渡ったんですよ。走ったのは心不全になって初めてのことでした。帰宅途中にはお腹がすいたので、ラーメン屋で大盛りラーメンを食べ、家内に驚かれました。それまでは、食欲もなく、食べてもおいしいと感じることがなかったのですが、そのラーメンは実においしかったですね」
貴峰道への行きと帰りでは、まるで別人の中村さんの様子に、祥子さんはとにかく驚嘆したという。

心電図が洞調律に

中村さんのインタビュー取材をしたのは平成22年10月6日、貴峰道で3回目の治療を受けた直後だった。
この時、ごしんじょう療法の治療効果を中村さんは次のように語っていた。
「ごしんじょうを始めてから、食欲も排泄排尿も正常に戻り、あらゆる機能が回復した感じです。1回目の治療の感動から、すぐにごしんじょうを購入し、自分でも毎日治療し、家内とも10分ずつ治療し合っていますが、ごしんじょうをすれば胸の痛みは簡単にとれます。頭痛、肩コリが消え、睡眠は短くても大丈夫なくらい体が元気になりました。
精神的な効果は非常に大きいですね。ずっと意気消沈していたのが嘘のように意欲が出てきて、勉強しようとか、仕事を頑張ろうとか、もう一回新しいことに挑戦しようとか、体を鍛えようなどと思えるようになりました。ジム通いは再開しました。
心拍も65〜75で、ジムで自転車に乗っても100はなかなか超えません。過信してはいけないと自分に言い聞かせていますが、もう通常の心拍数です。徐々に走ることも再開しようと思っています。
指先に器具を挟んで、波動や心拍、酸素濃度を測定する家庭用測定器で調べると、ずっと不整脈だったのが、きれいな波動になりました。これは顕著に出ています。今度、病院で精密検査をしますが、きっと変化が出ていると思います」
数日後、中村さんの精密検査の結果が届いたが、波動の変化は顕著に出ていた。9月6日の心電図では明らかにリズムが乱れ、心房細動が見られるが(図1)、10月8日の波動は正常な洞調律になっている(図2)。
中村さんは、専門病院への通院を続け、薬物治療も続けている。
「専門医の先生は、本当によく診てくれるので感謝しています。薬の効果は3週間後くらいに出てくるという説明でしたから、投薬の効果が出てきたのもあると思っています。ただ、心電図の変化よりも、一番大きいのは体感の変化です。体が軽くなり、食欲が出て、意欲が出たのは、確実にごしんじょうの効果です。本当にごしんじょう療法にはビックリしていますし、この治療に出合えてありがたいです」





ごしんじょう療法で電気的なものを実感

中村さんの場合、夫婦ともに心拍数の上昇がごしんじょう療法で改善したわけだが、心臓の機能がこうも速やかに回復した理由を、中村さんは自分なりに考察したという。
「病院の専門医の先生に言われたんですが、心臓は電気で動いているそうですね。心臓のペースメーカーが携帯電話の電磁波で乱れることは知られていますから、電磁波が心臓に悪影響を及ぼすことは、決してオカルト的なことではなく、理論的に冷静に考えれば明らかなことです。私の心臓は、ストレスもありましたが、電磁波の影響もあったのだと思います。以前はパソコンの電源を入れたまま、パソコンが置かれた机に突っ伏して寝たりしていました。あれはよくなかったと思いますね」
中村さんがそう思えるのは、ごしんじょう療法を受けると、邪気の存在に加え、体が電気的に整えられたことを実感できるからという。
「邪気がとれると電気レベルが下がる感じがします。邪気はいずれ、体の静電気を測定するとか何らかの方法で、科学的に立証できるのではないでしょうか。体内の電気のリズムを整える効果が、確かにごしんじょう療法にはあると思いますし、その意味でごしんじょう療法は科学的な治療だと思っています」
「ごしんじょう療法は科学的である」――。
日本画家の千住博氏も、同じ言葉でごしんじょう療法を評している。
「ごしんじょう療法の驚嘆すべきことです。純金の小さな棒によるごしんじょう療法は、とても科学的なことであるとの確信を貴田先生の治療の都度深めています。科学と東洋医学の原点『気』が交差してゆく、その画期的な出来事が今ここに訪れているのだと思います」(千住博氏、豊田正義著『奇跡の医療』から)
それではどうして、中村さんの心臓機能がごしんじょう療法で回復したのだろうか。貴田師にきいた。
「心房細動を起こしている最中の方を、私が脈を取りながら、弟子に背中を治療させたことがありますが、治療直後、わずか10秒ほどで大変乱れていた脈が正常に戻り、その場で『楽になりました』と言っていました。
心臓は極微の電気で動いています。心房細動を起こした中村さんの場合、胸に大量の邪気(過剰な電磁気エネルギー)が生じていましたが、極微の電気で動く心臓やその周辺に、強い邪気、強い電磁気エネルギーがたまっていたので、心臓が誤作動を起こし、勝手に早く打ち続けたのです。ごしんじょう療法でたまった邪気を取り除き、普通の電磁気の場、生命エネルギーの場にした結果、心臓がその場で正常に動くようになりました。現代人は心臓や脳などあらゆるところに強い邪気が生じています。だから本来の機能が正常に作動しない原因不明の病が増えているのです」
「過剰な電磁気エネルギーを取り除き、生命エネルギーの場を正す」というごしんじょう療法の理論は、極微の電気で動く心臓の機能を回復させたことを的確に説明している。

「家内の90歳近い父親に最近、私たち夫婦で素人ながらごしんじょうをやってあげるのですが、腰の痛みがとれ、長年のぜんそくがとまったと言って喜んでいます。ごしんじょうは、どんな症状でも、もとの健康な状態を呼び覚ますきっかけになってくれるんですね。なにしろ、体にハリを刺したり、薬物を入れたりせず、危険なことは何もないわけです。貴田先生は修行をしていますが、私たちは滝に打たれたり、山に入ったりするわけじゃないのに、ごしんじょう療法を実践すれば治療効果が出せるのです。本当にスーパーな治療法だと思います」
そう語る中村さんはいま、ごしんじょうを肌身離さず持ち歩いているという。「ごしんじょうがあれば安心。海外出張にも必ず持っていきます」と話している。

平成22年10月26日
久保田正子