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電磁波の健康被害
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電磁波の健康被害

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見る距離よりも電磁波が怖い!!

悪名高き"ウサギ小屋"はなかなか解消されないのに、どんどん大きくなってきたのがテレビ受像機。どれだけ画面と離れて見ればいいのか、見過ぎるとどんな問題があるのか気になるところだ。誕生して66年、ファミコンやビデオ鑑賞にも利用され、今や日常生活の欠かせぬパートナーになったテレビとのつきあい方を改めて考えてみると――。

テレビとの距離

家庭用テレビは大きくなってきた。すこし前は22型で「大型」だったが、今では25型で普通。正式な定義はないものの「大型」は26型以上だ。
日本電子機械工業会によると、昨年の全カラーテレビの国内出荷数の中の26型以上の割合は、四分の一で10年前の17倍。
その一方にあるのが特に都市部の窮屈な住宅事情。建設省によると昭和63年の住宅平均床面積は全国平均の約89平方メートルに対し、京浜大都市圏は約70平方メートル、同圏の半数を占める賃貸住宅は約38平方メートルだ。
狭いわが家でどれだけ離れてテレビを見ればいいのか。NHK放送技術研究所は「現行テレビ(走査線525本)の場合は、画面のたての長さの7倍ほど離れれば走査線の一本一本が識別できないので見やすく目も疲れない」という。
これをもとに計算すると、25型テレビで約2.7メートル、一時期ブームになった29型テレビで約3.1メートルが適正距離。昔はよく「2メートル離れろ」と言われたが、テレビが大型化して距離も少し伸びた勘定だ。

近づけば臨場感を味わえる

ハイビジョンは別?

ちなみにメーカー側は「見やすさ」を追求したテレビの商品開発がより「目に優しい」テレビを作ってきた、と自負している。「電灯など外光の映りこみの少ないフラット画面とピントの向上」(ソニー)、「解像度の改善や部屋の明るさに画面の明るさが連動する装置」(松下)などだ。
しかし、距離に関しては事情が違うのがさらに大きなハイビジョンテレビ。「走査線が1025と約二倍。画面全体がきめ細かくなるので、半分の距離(たての三倍)で構わない。近づいた方が画面が左右に広がって臨場感が味わえる」(NHK技研)という。
大きな画面は離れて見る、というこれまでの常識とは逆。目の健康は大丈夫なのか、気になる。

電磁波に注目

だが、コンピューターなどのモニター作業者の眼精疲労や健康障害について研究を続けてきた北里大学医学部の石川哲教授(眼科)は、距離よりもテレビが発する電磁波に注意を促す。
電磁波は目の疲れや細胞の中の代謝などに影響し、夜眠れなくなったり、肩や手の筋肉が疲労する。重なると心身症にも結びつく。北欧各国は電磁波の許可基準が日本以上に厳しい、という。
「普通の健康状態ならまず大丈夫ですが、風邪など病気の場合はなるべく電磁波を避けた方がいい。子供はテレビに近づきがちだが、最低1メートルは離れた方がいい」
気になるハイビジョンテレビと電磁波の関係だが、「まだデータがない」(石川教授)とのことだった。

テレビと子供たち

昨年、東京、神奈川、埼玉の小学生(高学年)約1700人を対象に子供のテレビ視聴を調査した「モノグラフ・小学生ナウ テレビ」(福武書店教育研究所編)のデータによると、43%の子供が子供専用テレビを持ち、ファミコンやビデオなどの利用も活発だった。「おやじのチャンネル権」など死語も同然だ。
板橋区立赤塚第三中学校教諭で映像文化批評家の四方繁利さんはメディアにどっぷり浸かり、自閉症的な傾向をみせ始めた子供たちに注目、昨年出した「メディアボーイ」(民衆社刊)という本の中で、人間の成長とメディアについて論じた。
「昔と違って、子供たちの親自身がテレビで育ったテレビっ子。自分たちが見っぱなしだから子供が見過ぎても注意できない。それにリモコンを使ったつまみ食い視聴も問題。子供たちに聞くと、いろんな番組を知ってはいるが、その内容やメッセージが全然理解できていない」と四方さん。
「民放のおかげで『コマーシャルの時間』がないと授業でも集中力が持続しにくい。一時間番組にならって15分前後で話題をガラリと変えるような授業展開をしてみたら、うまくいったくらいで……」と苦笑している。

(1992.9.13付東京新聞)