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電磁波の健康被害
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リニアモーターカーは問題だらけ(上)

総費用3兆円の金食い虫

森田千葉県知事は公約としてリニア構想を掲げていましたが、就任早々の今年4月、「リニア構想検討研究会」の設立準備を開始しました。まだリニア構想では成田−羽田間の具体的ルートは決まっていません。森田知事は「完全無所属」を名乗っていますが、それは真っ赤なウソで、彼がバックボーンにしているのは自由民主党政調会の中間提言や国土交通省のプランです。それによれば「総事業費は大づかみで約3兆円、大深度地下を通り、成田空港−羽田空港を直通で15分で結ぶ」としています。大風呂敷が好きな森田知事ですが、実現を疑問視する声はすでに上がっています。
地元の千葉市鶴岡啓一市長(4月当時)は、「誰がやるのか。東京湾の地盤は軟弱で費用がかかる。元気だけではできない」と皮肉り、石原慎太郎都知事も「リニアに期待するが、羽田と成田の間の顧客の需要というのはどれぐらいあるのか」と水を差しています。

電磁波公害をどうする?

リニアモーターカーは「超伝導磁気浮上方式」を利用し、最高時速500kmで走るとされます。車体を磁力で浮かせるので摩擦が少なく、それだけ高速で走れるというわけです。そのことは強力な磁場を前提とするということにほかなりません。
どのくらい強い磁場かというと、「床面で20万ミリガウス、座席で2〜5万ミリガウス」という途方もない値です。
2007年6月に出されたWHOの環境保健基準は「3〜4ミリガウスで小児白血病のリスクが約2倍」。その1万倍から10万倍の強い磁場にさらされるのです。
「WHOの言っているのは変動磁場(交流磁場)で、リニアは静磁場(直流磁場)なので混同してはいけない」という批判がありますが、静磁場であっても走行中は変動磁場が発生します。しかも、これだけ強力な静磁場であれば、生体に相当な影響を与えると見るのが普通です。
電磁波だけではありません。騒音、多大な電力消費、大深度地下のため車窓を楽しめない閉塞感、大深度地下なので事故の際の救済の困難さ等々、問題は山積です。

経済面のネックも大きい

大深度地下による建設コストの問題は次号でふれますが、単純に考えても3兆円使ってペイするのかが疑問です。
前原誠司国交相が羽田ハブ空港化を打ち出していますが、そうなれば羽田と成田を結ぶ必要性は減衰します。しかも、来年度完成の成田新高速鉄道は都心と成田を36分で結ぶのです。大深度地下のデメリットとして既設鉄道とのネットワーク化が難しいことも挙げられています。
次号でさらに問題点を掘り下げます。
大久保貞利(電磁波問題市民研究会事務局長)
(『食品と暮らしの安全No.248』 2009.12.1発行)