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スカイツリーと地デジの問題(中)

地盤の弱い人口密集地

トロント市CNタワーはオンタリオ湖に面した埋立地に建ち、近くには多目的スタジアムのロジャースタジアムや無機質な外見のビルばかりで、一般住宅は見当たりません。どちらかと言うと、お台場のような場所です。しかも環境への取組みが厳しいカナダらしく、夜はほとんど灯りがなく、一見するとどこにタワーがあるかわからないほどでした。
それに比べて、スカイツリーは東京下町の押上・業平橋駅地区で、周辺は住宅や小型商店が密集しています。
考えてみると、現行の東京タワーができる頃は、その周辺は芝公園や増上寺、そしてオフィスがあるだけの場所で、一般住宅の密集地ではありませんでした。
ところがスカイツリー建設地は、隅田川と荒川に挟まれた江東デルタ地帯で、関東大震災によって多くの犠牲者が出た地域です。地盤は弱く、東京直下型地震が起きたら大災害が予想される地域です。
誘致の候補地を抱えていた豊島区役所が「よりによって、何もあんな地盤が弱い所につくらなくても」と批判したのは、ある意味では本質を突いた意見でした。

電磁波の影響が心配

なぜ人口密集地が心配かというと、スカイツリーから出る電磁波の影響のためです。
シドニー郊外に建つテレビ塔とラジオ塔の電磁波影響を調べたホッキング論文は、周辺に住む14歳以下の子どもを1972年〜1990年の19年間調べ、「小児急性リンパ性白血病リスクが2.74倍」としています。
また、「バチカン放送タワー周辺の14歳以下の子どもの白血病とリンパ腫による死亡リスクは、重大でかつ首尾一貫して存在する」と、最近、ミラノ国立腫瘍研究所のミッチェリ教授が研究結果を発表しています。
現在の東京タワー周辺では、10μW/cuを超える場所もあります。ベルギーなど欧州9カ国の基準値(2.4μW/cu)を軽くオーバーする値です。
それだけに、懸念されるのは、東京タワーより確実にパワーアップするスカイツリー周辺の住民への電磁波影響です。その上、スカイツリーにはいくつもの携帯基地局アンテナをつけることがすでにわかっています。さらに、「マルチメディア放送」発信アンテナをつけると総務省は発表しました。
スカイツリー周辺の電磁波環境は悪化する一方です。
そもそも、地デジ化に必要であると説明されているスカイツリーです。ところが、総務省は、2011年7月25日から、全国一斉にテレビ地上波をデジタル化すると告知しながら、高層デジタルタワーはスカイツリーと愛知県の瀬戸デジタルタワーの2つだけ。2つで全国をカバーできるはずがないのに、それ以外の建設計画はありません。ということは、本当は、既存のタワーで十分だったのです。
地デジのさらなる問題点は次回に。

大久保貞則(電磁波問題市民研究会事務局長)
(『食品と暮らしの安全No.259』 2010.11.1発行)