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第1回 スキルス性胃がんの症例報告
〜生命情報科学シンポジウム 横浜国立大学〜

突然告知されたスキルス性胃がん

「どうも食欲がないな。夏バテかな」
職場で責任ある仕事をこなしていた佐藤勝さん(仮名、57歳)は平成20年9月、食欲の低下を感じていると、同年9月26日には全く食べることができなくなった。翌27日、病院の診察を受けたところ、CTと内視鏡の細胞検査によって「スキルス性胃がん」と診断された。
あまりにも突然のがん告知だった。しかもスキルス性胃がんという絶望的な検査結果に、佐藤さんは愕然とした。
スキルス性胃がんは、特殊な増殖や侵潤方法で瞬く間に胃壁の中に広がり、がんの中では最も質の悪い恐ろしいがんとされる。一般的に早期発見が難しく、診断された時点で、がん転移を起こしている確率は60%。がんが広く早く侵潤し、手術や抗がん剤などの治療が難しい。アナウンサーの逸見政孝さんもこのスキルス性胃がんで亡くなった。
「かなり進行したスキルス性胃がんなので、手術は不能です。化学療法も効果がないと思いますが、希望するならやってもいいですが」と主治医は言った。
多くのスキルス性胃がん同様、佐藤さんの場合も発見時、すでにがん細胞が胃壁を広く侵潤し、胃の出口を塞いでいた。リンパ節への転移もあり、回復の見込みのない状態だったという。
がん宣告後も茶碗に3分の1のおかゆしか食べられない日が続き、佐藤さんの体重は1カ月で10kgも減少した。心配した知人の医療関係者からごしんじょう療法のことを聞き、同年10月24日、頭重感と胃のムカムカで最悪の体調の中、藁にも縋る思いで貴峰道を訪れたという。
貴峰道の治療は、どのような患者に対しても、全身をごしんじょうという純金の棒で擦り押す。佐藤さんが仰向けになると、治療する貴田晞照師が佐藤さんの胃の周辺に触れた。
「これががんですね」
石のように固くなってゴツゴツしたがんの辺りをごしんじょうで押した。強烈な痛みだった。
続・超医療 ところが初回のごしんじょう治療中から、佐藤さんの胃のムカムカがスッキリし、頭と体が非常に軽く感じた。
そして翌25日、2回目のごしんじょう療法の治療後、これまで茶碗に3分の1杯しか口にできなかったおかゆを茶碗1杯平らげた。
佐藤さんは、わずか数回のごしんじょう療法で体調が著しく改善した体験から、抗がん剤治療を一切せず、ごしんじょう療法のみにかけることを決意。以後、連日、ごしんじょう療法を受け続けている。

石のように触れるがんが消えた

以下、佐藤さんのごしんじょう治療の経過である。
佐藤さんは治療回数が増えるごとに食べる量が急速に増えた。
平成20年11月11日、10回のごしんじょう療法後は普通の食事量を食するようになり、気力、体力が充実してきた。あまりの急激な回復に、周囲の人たちが驚嘆した。
同年11月25日、ごしんじょう治療18回後、3度目のレントゲン写真で、主治医が「がんが小さくなっている」と診断。すでに、胃のあたりにあったゴロゴロと固いがんが手に触れなくなっていた。
同年12月5日、26回目のごしんじょう治療後、病院のCT検査により、「胃と膵臓の癒着がなくなっている。リンパ節の転移が少なくなり、小さくなっている。他の臓器への転移はない」と診断された。
平成21年1月16日のレントゲン写真では、がんがほとんど確認できなくなった。明らかに、原発がんが縮小していた。
しかも、腫瘍マーカー(CA19−9、基準値0〜37)の数値も、治療前の125.8(平成20年10月14日の検査時)からみるみる下がり、平成20年12月5日の検査では39.9、同月19日には23、平成21年2月5日の検査では15.7と正常値になった。
平成21年2月5日の内視鏡検査では、胃の前庭部のがんが消失。胃壁がきれいになり、細胞が再生化したことを物語っている。

このような奇跡的な回復に、佐藤さんや家族はもちろん、職場の仲間も驚喜しているという。
「抗がん剤を一切せず、ごしんじょう療法だけを続けてきましたが、今ではがんになる前よりも体調が良く体が軽い。気力、体力が充実しています」
佐藤さんは力強く話した。告知後も仕事をしてきたが、年明けからは、スキルス性胃がん患者とは思えないほど、精力的に働いているという。
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イスリスでの報告に医療家たちが驚嘆

なぜ、ごしんじょう療法のみでスキルス性胃がんが奏効したのだろうか。
貴田師の理論は、平成21年3月15日、横浜市の横浜国立大学で、国際生命情報科学会(ISLISイスリス)が主催する「第27回生命情報科学シンポジウム」で語られた。
続・超医療 この学会で貴田師は「生命エネルギーの場を正して病を治す『ごしんじょう療法』」と題した講演を行い、集まった医療家たちに、ごしんじょう療法によるアトピー性皮膚炎、パーキンソン氏病のほか、多数のがんの症例をまとめた約40分間の症例DVDを見せた。その最後で、佐藤さんのスキルス性胃がんの症例を報告した。
「ごしんじょう療法を実践すると、がん細胞とその周辺には、非常に強い邪気、過剰の電磁気エネルギーが生じていることが分かる。ごしんじょう療法によって、邪気を取り、生命エネルギーの場を正せば、自己免疫力が最大に高まることによって、がん細胞が死滅するだけでなく、がん細胞そのものが自らアポトーシス(自然死)を起こすのではないか」
貴田師はこのように理論を展開し、ごしんじょう療法と抗がん剤の併用により、がんが驚くべき早さで消滅した症例についても説明した。
「がん細胞の強い邪気によって抗がん剤が効くにくい場合、ごしんじょう療法でがん細胞の生命エネルギーの場を正せば、抗がん剤ががん細胞に到達しやすくなり、がん細胞が短期的に消滅する」
ごしんじょう療法によるがん治療の理論を、貴田師は「邪気」と「生命エネルギーの場」という言葉によって簡潔に説明。講演の座長を務めた金子宏イスリス評議員も「衝撃的な症例です」と驚きを隠せなかった。
講義後の質疑応答で、ある治療家が手を挙げた。
「(ごしんじょう療法の症例と理論について)申し分なくて、異論を唱えるところがない。ひたすらそれを広めて、世界の福祉に役立てていただきたいとしか言えません」
医学博士、工学博士の山本幹男イスリス理事長は「大変迫力ある症例報告です。スキルス性胃がんの症例など医学的データのあるものは、症例報告的な学術論文にしてイスリスに出してほしい」と発言した。
貴田師の理論は、現時点で科学的に実証されていないが、がんが急増している今、科学的解明が急務であろう。

がん治療におけるごしんじょう療法

平成21年3月7日、東京・白金の北里大学白金キャンパスで、「消化器がん治療最前線−がん治療はここまで進歩した−」(産経新聞社「がん治療の未来を考える会」実行委員会主催)という市民公開講座が開かれた。発症率の高い胃がんや最近急増している大腸がんなど消化器がんの治療への関心の高さから、200人を超える多数のがん患者やその家族が集まった。
「胃がん・大腸がんの化学療法最前線」と題した講演を行った高石官均・慶応大学病院包括先進医療センター専任講師は、「抗がん剤は体にとって毒になりますから、それに耐えられる体であるかが重要」と語った。
小泉和三郎・北里大学大学院医療系研究科准教授は、実際にがん患者の体験談を交え、抗がん剤の副作用からは逃れられないとした上で、「例えば抗がん剤オキザルプラチンの副作用として、痺れや末梢神経麻痺がある。しかし、末梢神経麻痺は治らない。その薬を発明したらノーベル賞だろう」と話した。
「がん治療最前線」とは、治療の副作用との闘いでもある。現実に、がん治療では、その副作用で命を落とす患者も少なくないのである。
がん患者は、辛い副作用に加え、がんの痛みとも闘わなければならない。
肺がんでなくなったジャーナリスト、筑紫哲也氏は生前、「がん治療で最優先すべきは痛みのコントロール。痛みがなくならなければ、患者は気力を失う」と語っていたという(文芸春秋「がん残日録―告知から死まで五百日の闘い」、平成21年2月号)。
ところが、ごしんじょう療法では、がんの痛みであれ、邪気が取れれば即時的に痛みを消し、だるさや吐き気などのがん治療の副作用を除去することさえできる。今後詳細にレポートするが、多数のがん患者が、「緩和医療」としてのごしんじょう療法に救われているのである。
さらには、ごしんじょう療法と西洋医療との「統合医療」を実践し、がんが著効した症例も多い。
がんの外科医である梶川病院理事長、梶川憲治医師は、「ごしんじょう療法によって疼痛を取ることと同時に、がんの持っているバリアーを取り除くことによって、化学療法が本来の薬効を発揮したものと思われる」と分析している。

がん治療における「統合医療」「緩和医療」という分野で、ごしんじょう療法は長年、多数の治療効果を上げている。そして今回、末期のスキルス性胃がんがごしんじょう療法のみで奏効したという医学的に重要なエビデンスを得た。
その事実に、梶川医師は「驚天動地の症例」として「ウエンディ広島」の「医療最前線」で発表し、「無限の可能性がごしんじょう療法には開けていると言える」と記している。
ごしんじょう療法は、いまだほとんど世に知られていない治療法である。しかし、がん治療において、ごしんじょう療法が果たす役割は極めて大きい。

平成21年3月26日
久保田正子