貴峰道 > ごしんじょう療法とは > 邪気と自然治癒力
東洋医学四千年の歴史の中でも、邪気は「病を引き起こす気」としか言われておらず、それ以上は言及されていません。邪気はなかなか理解しがたいため、東洋医学の世界の中でも邪気の存在が見失われてしまっています。
しかしごしんじょう療法では、邪気を実感できます。
ごしんじょう療法を長年続けていて実感していることは、どのような病気であれ、患者さんの身体の悪い所には邪気(過剰な電磁気エネルギー)が溜まっているということです。
あくまで気は人智の遠く及ばざる深遠なる世界のものですが、私はこの過剰な電磁気エネルギーこそ邪気の本質の一面であると考えています。
たとえば低気圧が来ると、神経痛の痛みが出たり喘息の発作が起きたりするという患者さんがたくさんいます。
その方々の身体をごしんじょうで触れると、低気圧によって、いかに過剰な電磁気エネルギー(邪気)が身体に溜まっているかが明確にわかります。
手に痛いほど邪気をビリビリと感じるからです。
ごしんじょうで全身を治療すれば、この過剰な電磁気エネルギーが患者さんの手足から流れ出ていきます。
患者さんの手足はビリビリするので、最初はみなさん驚きますが、この感覚こそ邪気が体内から出ていく証なのです。
ごしんじょうで邪気を取り除き、生命エネルギーの場が正しくなれば、邪気が取れた分だけ痛みや痒みや痺れはその場で消えます。
生命現象とは、電気現象と化学現象であり、生命エネルギーの場が正しければ、生命現象は正しく働くように私たちの体は生まれながらに機構化されています。
したがって、ごしんじょうが直接病を治しているのではなく、ごしんじょうで邪気を取ることで生命エネルギーの場が正しくなり、生命エネルギーの場が正しくなれば病は治るという自然界の法則によって病を治しているのです。
この法則こそが自然治癒力の正体だと私は捉えています。
貴田晞照