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第24回 自律神経失調症〜多量の安定剤から解放された高校生〜

高校受験期に「自律神経失調症」と診断され、精神安定剤と多量のサプリメントの服用を続けた結果、症状が改善するどころか笑うこともできなくなった…。そんな女子高生が今夏、わずか数回のごしんじょう療法の治療で劇的な快復を遂げ、秋から新たな人生の第一歩を踏み出している。ある女子高生のごしんじょう療法体験記――。

中3、受験勉強中に「揺れを感じて酔う」

東京都内の高校2年生、青山里奈さん(仮名、17歳)は小さいころから負けん気が強く、学校の成績は常にトップクラス。高校受験では難関高校を目指し、受験対策のため、中学3年の春に有数の進学塾に入った。
「学校ではいつも上位だったのですが、塾に行くと、上には上がいることが分かり、ものすごく焦りを感じました。夏休みも合宿に参加して猛勉強しました」(里奈さん)
勉強漬けの生活の中、10月ごろから、学校や塾、家で勉強している最中に船酔いのような揺れを感じるようになった。勉強中、船や飛行機に酔ったように気分が悪くなる。
母親と近所のクリニックに行ったが、耳鼻科の検査では「異常なし」。揺れの症状で勉強に集中できないため、別の病院へ行くと「自律神経失調症」と診断され、1日3回各1〜2錠の精神安定剤を処方されたという。
「薬を飲んでも揺れの症状はあまり良くなりませんでしたが、受験が近づき、ほかに症状を抑える方法もないので、とにかく薬は飲んでいました。安定剤を飲み続けても、塾のテストや模擬試験の成績が悪いと、自分でも抑えられないくらいイライラして短気になり、家で荒れることもありました」
受験では、第1志望に合格できなかったものの、第2志望の高校には無事合格。里奈さんは高校受験が終われば、「勉強中の揺れ」やイライラの症状に悩まされることはないと思い、中学卒業とともに安定剤の服用をやめたという。

大学進学のストレスで再発

高校1年1学期、症状は全く出ないので「もう治った」と思った。ところが2学期になると、またも「勉強中の揺れ」がぶり返した。高校生になったばかりなのに、「大学進学のストレスが影響したのかもしれない」と里奈さんはいう。
「高校では学年で上位30人までが成績優秀者として発表されるのですが、入学直後の試験で600人中5位でした。順位が落ちるとみんなに分かってしまうので、入学直後から常に上位でなければならない不安とプレッシャーがありました。それと私の場合、高校受験が大変だったので、大学への進学は推薦を取ろうと思っていましたから、3年間、常に上位の成績を取り続けないといけないという圧迫感もありました」と当時の心境を振り返る。
揺れの症状が激しくなったため、2学期の終わりに新たな病院を受診すると、「メイラックス」など数種類の精神安定剤のほか、立ちくらみ治療薬「リズミック」など、1日5錠の薬物が処方された。ところが、服用しても症状は悪化するばかり。3学期になると学校も休みがちになり、なんとか学校へ行くことができても「授業中の揺れ」に苦しみ、保健室で過ごす時間が増えた。
別の病院で精神科のカウンセリングを受けると、「昼間に眠くなるようだったら半錠にしなさい」と、さらに強い精神安定剤を処方されたという。
薬物療法で一向に効果がないため、別の病院では骨密度など全身のメディカルチェックを行った。その結果、「体のバランスが悪い」との診断を受け、精神安定剤「ソラナックス」に加え、5種のサプリメントが処方された。
里奈さんに処方される薬はどんどん増え続け、高校1年の3学期には1日20錠になっていた。
「このころから気分がいつも暗く、何をしても楽しくない毎日でした。学校で授業を受けないことも多くなり、夜寝ていても勉強のことが頭に浮かんで不安で眠れなくなりました。高校2年になる時にはクラス替えがあったのですが、もともと人見知りのため、新しいクラスの友人関係になじめず、動悸を激しく感じるようになりました。頭痛もひどくて、市販の頭痛薬を飲むようになりました。そのうち、いつもフラフラするような感覚も出始めました」
里奈さんの話から、軽度のうつ症状だったことが分かる。子どもに対する向精神薬の投与が世界的に問題視されているが、里奈さんの場合、「頭痛」「動悸」「フラフラする」など、中学生の時から飲み続けている薬物の副作用ではないだろうか。

「孫から笑顔消えた」

祖母の木村俊子さん(仮名、76歳)が、里奈さんの異変に気づいたのは平成23年3月ごろだった。
「高校生になってあまり遊びに来なくなったので、勉強が忙しいのだと思っていたんですが、ある時、娘(里奈さんの母)から『お母さん、睡眠剤持ってない?』ときかれたので、理由を尋ねると、『里奈が3日も眠れない』というんですよ。その時は高校生に睡眠剤を飲ませるなんてとんでもないと言って叱ったのですが、後日、里奈ちゃんが遊びに来た時、手のひらに山盛りの薬を飲むところを見て驚いたんです。話をきくと、中学生の時に自律神経失調症と診断され、今では毎日20錠もの薬を飲んで治療しているということでした」
孫が中学生の時から精神安定剤を飲んでいる――。
その事実に俊子さんは愕然とした。里奈さんを観察してみたが、以前のような快活さがまるでないことに気づいた。表情も暗く、笑顔が全くなくなっていた。
「このままでは薬漬けで里奈ちゃんはダメになってしまう。手遅れにならないうちに、早く手を打たないと」
居ても立っても居られない思いで、俊子さんは即座に自身のごしんじょうを取り出し、里奈さんを施術したという。

末期がんの苦しみを救ってくれた治療で…

俊子さんには、ごしんじょう療法に対する絶対の信頼がある。それは、「これ以上の治療法はありません」と医師にさじを投げられ、末期がんで苦しんでいた夫、久雄さん(仮名)が、ごしんじょう療法で救われた経験があるからだ。
久雄さんは平成17年1月に初期の食道がんと診断され、抗がん剤治療のために半年間入院。退院しても調子が悪く、がんが悪化して17年暮れから再度入院し、抗がん剤と放射線治療を受けた。平成18年3月、抗がん剤治療を終えて退院したが、口から絶えずよだれのように泡状の唾液が出続け、ヨーグルト以外は食べ物を摂れない状態に。がんは肺や大腸に転移しており、医者からは「これ以上、もう治療法はありません」と宣告されていた。
嚥下不良と胸部の電撃的な痛みに加え、抗がん剤治療の副作用に苦しみ、辛い日々を送っていた中、二男の嫁からごしんじょう療法のことをきき、救いを求めて貴峰道に治療に来たという。
治療を受けると、辛く苦しかった激痛がみるみる消えていった。
「お母さん、最高の治療だよ。幼いころ、母親に抱(いだ)かれてみたいだ」
久雄さんは、一緒に治療にきた俊子さんに満面の笑みでうれしそうに言った。この日から久雄さんはヨーグルト以外の食事も摂れるようになったという。
「主人は貴峰道に来る度に、『貴田先生のごしんじょう療法は最高の治療だ』って何度も言うんです。家にいても、『貴田先生の治療が受けたい』って。どんなに痛みがあっても、ごしんじょう療法を受けると嘘のように痛みが消えるんですね。最後の最後に『最高だった』って言って亡くなりましたが、ごしんじょう療法を受けたことによって、苦痛から解放され、心安らかに逝くことができ、本当に幸せだったと思います」と俊子さんはしみじみと語る。
俊子さん自身もごしんじょう療法によって不整脈や長年の腰痛が改善し、聴力と視力が回復するなど、高い治療効果を実感している。俊子さんは70歳を超えても若々しく、毎日8,000〜10000歩を歩くという元気いっぱいの生活を送っているが、それも月に2度の貴峰道での治療と毎日自分自身でやっているごしんじょう療法のおかげだという。
ごしんじょう療法なら、孫を薬漬けの生活から救い出せる――。
そんな思いで俊子さんは里奈さんの頭部を念入りに治療したという。

おばあちゃんの治療に「すごいんだな」

俊子さんのごしんじょう療法に、里奈さんは最初、ごしんじょうが頭に触れるだけでも痛がった。
「とてつもない邪気の量で、里奈ちゃんの頭にごしんじょうを当てるだけで私の手足がビリビリするほどでした。こんなに溜まっていたら、さぞ辛いだろうと思いましたよ」と俊子さん。
「でも、最初はすごく痛かったのに、おばあちゃんに何回かやってもらううちに、だんだん痛みを感じなくなって、治療後には『なんか、いいな』って思うようになったんです。やってくれているおばあちゃんは、いつもものすごく元気だし、この元気はこの治療のおかげかなあって。おじいちゃんもこの治療で本当に助けられましたから。ごしんじょう療法、すごいんだなって思うようになりました」(里奈さん)
俊子さんは里奈さんを数回治療した後、「里奈ちゃんの邪気の量は多すぎて、私では手におえないの。貴峰道に行ってみる?」と切り出してみた。すると、里奈さんは少し明るい表情を見せ、「行きたい」と答えたという。
そうして平成23年6月22日、里奈さんは俊子さんに連れられ、初めて貴峰道でのごしんじょう療法を受けることになった。

頭が軽くなり、薬飲まなくても好調

「最初に貴峰道で治療を受けた時はビックリしました。手先がしびれるほどにビリビリ感じ、体の血の巡りがよくなった感じがして、治療中から体がポカポカしてきました。先生に頭をしてもらった後、それまで重かった頭が軽くなり、暗い霧が晴れた感じがしました。体全体が軽くなったことも驚きですが、頭自体が軽くスッキリしたことに感動しました。頭が軽くなるなんて、初めてのことですから」(里奈さん)
それから24、30日と詰めて治療を受け、7月は週に1度のペースで治療を受けた。
頭痛と不眠はすぐに効果があらわれた。1度の治療後に頭痛はなくなり、その夜から、寝ようと思えば眠れるようになった。
また、それまでは毎日毎日気持ちが沈んでいたが、気持ちが沈む回数が激減し、多少落ち込んでもひどい自己嫌悪はなくなっていった。
そして何よりも、数年にわたり飲み続いていた精神安定剤など多量の薬を「初回の貴峰道の治療後から1錠も飲んでいない」という。
「ごしんじょう療法を受けて、『治療効果』というものを初めて実感できました。それまで薬で治療効果を実感したことはありませんでしたから、迷うことなく、ごしんじょう療法だけに専念して薬をやめることを自分で決めました」
里奈さんの観察を続けていた俊子さんは、5回目の治療(7月15日)後から、大きな変化を感じた。
「治療の度に表情が出てきたのですが、5回目の後から、元の笑顔が戻ったんですよ。薬を手放し、以前の元気でしっかりした里奈ちゃんに戻ったことを確認して、本当にうれしかったですね」と俊子さんは目を細める。

里奈さんのインタビューをしたのは8月19日、貴峰道での9回目の治療後だった。精神安定剤を飲み続けていたとは思えない聡明な印象の女子高生、里奈さんは、最後に思いがけない"治療効果"を話し出した。
「実は、学校を退学して来月からカナダの高校に留学するんです。貴峰道に治療に通うようになってから、視野が広くなり、自分自身のことを前向きに考えられるようになりました。受験、受験の日本の学校から飛び出して、おおらかに勉強がしたいことが分かってきたんです。7月のはじめに準備を始めたところ、カナダへの2年間の留学が正式に決まったんです。おじいちゃんとおばあちゃんのおかげでごしんじょう療法を受けることができ、もう病気の不安がないので、全く心配なくカナダへ行けます」
里奈さんの場合、ごしんじょう療法によって病が治っただけでなく、新たな人生が展開することになった。
今ごろ里奈さんは、新天地で学才を存分に発揮しているだろう。

平成23年11月11日
久保田正子