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第33回 頚部ジストニア
〜けいれん、不随意に動く首…「死にたい」ほど辛い症状が消え、薬も卒業〜


当コラムで過去3回紹介した難治性疾患「ジストニア」。これといった治療法がない脳や神経系統の障害だが、驚くべきことに、ごしんじょう療法では次々と治療効果をあげ、現代医学では信じがたい臨床例を積み重ねている。昨年8月、インターネット検索で「ジストニア 睡眠」と入力したところ、当コラム28回目が引っ掛かり、貴峰道を訪れたという女性。「あなたのコラムで命が救われました」とさっぱりした口調で語るこの女性の約5年間の闘病とごしんじょう療法での奇跡の回復例を紹介する。

整形外科で牽引するも悪化、「自分の首じゃない」

頚部ジストニアで辛い闘病生活を送った東京都の主婦、森さやかさん(仮名、37歳)がこの病気を発症したのは約5年前。32歳の時、最初は首の激しいコリや違和感で、近所の整形外科を受診したという。
「病院では頚椎の異常と言われ、牽引治療と筋肉を柔らかくするためにメチコバールやビタミン剤の投薬治療、湿布もやりました。週に2、3回、通院して首の牽引をするのですが、どういうわけか、やればやるほどおかしくなり、どんどん悪くなりました。半年間通院するうちに、だんだん自分の首が自分のものじゃない感じになり、首のけいれんも悪化しました。首が自分の意思とは関係のない動きをするんです。当時はショップ店員をしていたのですが、けいれんがひどい時は早退して牽引治療していたので、これ以上職場に迷惑をかけられないと思っていたところ、店が閉店することになり、それを機に体調のこともあって仕事を辞めました」
森さんの首の症状は、寝ている時には出ない。起きた直後のボーっとしている間も症状はほとんど出ないが、脳が目覚めてくると次第に首の硬直が始まる。そして日中は「首が自分のものじゃなく、人のものをつけた感覚」になり、激しいけいれんや意に反した動きに苦しむ―というものだった。
私の病気は頚椎の異常ではないのではないか――。
森さんはインターネットで調べてみた。すると、同じような症状の人の書き込みから、脳や神経系統の何らかの障害により全身あるいは身体の一部の筋肉が意に反して収縮したり硬くなったりする難治性の疾患「ジストニア」という病名にたどり着いた。早速、神経内科クリニックを受診したところ、思った通り、「ジストニア」の診断を受けたという。
ようやく納得のいく病名を得た森さんだったが、そこからますます辛い闘病生活を送ることになる。ジストニアという病気は、現代医療で治療法が確立されていないからだ。

抗てんかん剤や向精神薬…妊娠で投薬中断

神経内科クリニックでは、首にレーザーをあてるレーザー治療と併用して、投薬治療を開始。薬は抗てんかん剤リボトリールなどが処方された。しかし、レーザー治療も投薬治療も、一向に効かない。効かないばかりか、症状は次第に悪化。手足のしびれなど薬の副作用も出てきたという。
「薬をやめたい…」
森さんは、インターネットで同じような症状の人と情報交換しているうち、ボトックス注射のことを知った。ボトックス注射とは、微量のボツリヌス毒素を症状のある筋肉に注射し、筋緊張を緩める治療法で、神経を破壊するためにさまざまな副作用が生じるが、ジストニア治療として試している人も少なくない。また、同様にネット情報から、都内大学病院のジストニア治療で著名な医師の存在を知った。森さんは、「とにかく辛い症状をなんとか少しでも改善したい」との思いで、その著名な医師の診察を受け始めた。
「ボトックスをやりたいとその先生にお願いすると、先生は首を触診し、『あなたの場合は心因性だからボトックスは効かない』と言われました。ちょうどそのころ、年齢的にも子供を産んでおきたいと思っていたので、そのことも相談すると、『リボトリールを服用している間は子供は無理だけど、デパスなら妊娠しても大丈夫』と言われました」
レーザー治療をやめ、抗不安薬デパスに薬を替えたところ、妊娠が発覚。子供を授かった喜びを味わったのもつかの間、妊娠中は薬を中断してジストニアの症状に苦しみ、それでも耐え、平成25年1月、36歳で出産した。

育児に不安、「人生を終わりにしたい」

しかし出産後から、本格的なジストニアの闘病地獄が始まった。
子供を抱きかかえる時の首の負担から、森さんのジストニアの症状が深刻になったことで、投薬治療を再開。「ジストニアにも効果がある」とされるさまざまな薬を飲んだという。
たとえば、不整脈用剤メキシチール。ジストニアに効くとのことで処方されたが、最初は効いても、次第に効果がなくなり、別の薬に…。そうして、催眠鎮静剤マイスリーを開始した。
「マイスリーも最初は効いたのですが、だんだん効かなくなって用量が増え、『1日10rを超えないこととする』という規定量を大幅に超えて1日20rを飲むようになりました。とくに生理前には辛く、薬が効かなくなるので量を増やしていました。次第に20r飲んでも効かなくなり、けいれんの症状が首だけなじゃなく、口の周りにも出はじめました。しゃべりにくくなって不安感が増大し、うつ状態になりました」
子供は生まれたばかり。親としての責任を果たせない不安が日に日につのり、置かれた状況から逃げたくて仕方なかったという。心配した夫や自分の親、夫の両親が子育てを全力でサポートしてくれ、なんとかギリギリの精神状態で闘病生活を送る毎日だった。
「これほど辛いジストニアを抱えながら、子供なんて育てられない。もうこの人生を終わりにしたい、死にたいと、何度も何度も思い悩みました」
森さんは「あのころの精神状態はあまりに不安定で、また薬の影響で意識がぼんやりしていて、あまり覚えていない」としながら、「薬をやめたくてもやめられなかったこと、死にたくてどうしようもなかったことだけはよく覚えている」と振り返る。

「なんとか現状を打破したい」
森さんは必死にネット検索で治療法を探した。「ジストニア 治療」、「ジストニア 首のけいれん」…あらゆるワードを入れて検索していた中、ある時、睡眠時にはジストニアが出ないという自身の症状から、「ジストニア 睡眠」の2ワードを入れると、ごしんじょう療法の症例コラムがヒット。読んでみると、書かれている女性患者の「体の中心の引きつり」は自分の症状に似ている。しかもコラムには、他にもジストニア患者の症例が書かれていた。さらに貴峰道のある代々木上原は家の新築工事のために仮住まいしている家から近く、通える距離だった。
「これは運命だ!と思って、すぐに貴峰道に電話しました」
こうして森さんは平成25年9月3日、初めて貴峰道のごしんじょう療法を受けることになった。

"自分の首"が戻り、薬やめることに成功!

初回のごしんじょう治療では、「全身がだるくなり、帰宅して寝込んだ」という森さん。「邪気が溜まり過ぎているから最初は詰めて治療を受けた方がいいと貴田先生に言われたのですが、その時は金銭的余裕がなくて…」と、はじめの1カ月は9月3、12、19、27日と、週1回のペースで通った。
すると、週に1度の治療でも驚くほど体が楽になり、その結果、20r飲んでいたマイスリーを15rまで減らすことができた。確かな治療効果に驚いたという。
森さんは「もっと治療を受けたい」という思いが強くなったが、金銭的に苦しい事情から治療頻度を増やせないことに悩んでいると、貴田師が察してくれ、治療費を減額してくれた。10月は3、8、11、15、18、23、25、30日と、ごしんじょう治療を週2回に倍増させた結果、驚異的スピードで体の辛さが軽減し、さらに薬を減らすことができたという。
森さんの平成25年10月11日の記録によれば、「初回治療時(平成25年9月3日)は20rだった薬が、今日までに薬を12.5rまで減らせた」とある。薬を減らして症状を回復させることは、ジストニア患者からみれば奇跡のようなことである。
森さんが次のように説明する。
「この病気で薬を減らすことは本当に難しいことです。だんだん薬が効かなくなりますが、薬を飲めばわずかでも症状が軽減できるし、結局、薬にしか頼ることしかできないからです。でも、薬が最も効いたとしても、効果は3時間程度しかなく、『自分の首がもとに戻った』という感覚は得られないので、私は発病してから何年もの間、自分の首の感覚を忘れていました。ところが、ごしんじょう療法を受けると、治療後に『これ、これ、この感覚!』というように、自分の首の感覚が戻ってくるのです。治療中、邪気が手から出ていくのも実感できるし、貴田先生が邪気をはらってくれると手のひらから電気が出ていく感じがあり、スーッと体が軽くなります。治療を受けるごとに自分の首に戻る時間が増えるので、治っている確信が持て、安心して薬を減らすことができるのです。このことは、大きな大きな希望になり、本当にうれしいことでした」

森さんの劇的な回復ぶりに、これまで支えてくれた夫や母、夫の両親が驚嘆するとともに、ごしんじょう治療への信頼度もアップ。家族からの金銭的なサポートを得たことで、森さんは11月から貴峰道での治療費を通常通り支払えるようになり、11、12月も週2回の治療を続けた。
体調はさらにみるみる改善し、12月になると薬を全く飲まない日もでてきて、最大に飲む日でもマイスリーを5rまで減らせるようになった。生理前になっても薬を増やすことが全くなくなったという。
今年1月には、新居へ引っ越す予定だったが、引っ越し先は貴峰道から遠くなり、これまでのように頻繁に通えない。引っ越し作業で首に負担がかかって症状が悪化しないかという心配もあった。家族に「ごしんじょうがないと引っ越しできない」と言ってみたところ、森さんの体調の回復を何より喜んでくれていた夫の父が12月下旬、ごしんじょう購入の援助をしてくれた。自分で毎日治療するようになると、さらに体調が回復し、引っ越し前には、完全にマイスリーを"卒業"できたという。以来、現在まで、薬は一度も飲んでいない。
治療開始から4カ月で薬が不要になった―この事実に、ジストニア患者は「信じられない」と口を揃えるだろう。だが、事実である。

病院カルテに「ごしんじょう療法で改善」

森さんは今年1月24日、ここ数年かかっているジストニア治療で名高い医師の外来で、ごしんじょう療法の話をしたという。
「僕は気のことは分からないから」とはじめは消極的な受け答えだった医師に、森さんは「これがごしんじょうです」。所持していたごしんじょうを見せ、どのように治療するかやってみせた。
「私はこの治療で首のけいれんが劇的に改善し、マイスリーを飲まなくても症状がほとんど出なくなりました。だからもう薬は全く飲んでいません。100%ごしんじょう療法の治療効果です」と伝えたところ、森さんの気迫に促され、医師はパソコン上のカルテに「ごしんじょう療法で症状なくなり、マイスリー服用とりやめ」と書いてくれたという。
「実は、その先生の患者さんで有名な男性がいるのですが、その男性患者さんは全身のこわばりやけいれんがひどく、待合室でも椅子に座っていられない状態だったのに、病院の治療によってジストニアの症状が改善し、今では車の運転もできるほどに回復したことがメディアで報じられました。ジストニアの患者の間ではとても有名な話です。
でも、私は貴峰道でその男性患者さんと会っていて、ご本人が『僕はここに来てごしんじょうを受けるまでは、椅子に座れなかったんだよ。ごしんじょうで良くなったんだ』と話していました。広く伝わっている話とは違い、実は、その男性患者さんは貴峰道に通ってごしんじょう療法で症状が改善したんです。ごしんじょう療法の絶大な治療効果を痛感しているだけに、それを知って納得しました。
だから、病院の担当医には、ごしんじょう療法のことを伝える必要があると思って、ごしんじょう療法の効果をそのまま伝え、その男性患者さんとは貴峰道で会うこともあわせてお伝えしました。どんな治療法で治ったのか、正しくジストニア患者に伝わらないと、藁にもすがる思いで治療法を探している人たちが、ますます苦しむことになりますから」
堂々と事実をありのままに伝えようとする森さんの勇気ある言動はすばらしい。「ジストニアで苦しむ人たちのため」という思いが根底にあることも、また慈愛に満ちていて清々しい。

電磁波の健康被害を痛感

当コラムのジストニア症例紹介の中でも、繰り返し「原因は何であれ、ジストニアの本質は邪気である」という貴田師の理論を紹介してきた。邪気とは、今の科学の言葉でいえば、過剰な電磁気エネルギーであり、ごしんじょう療法でその邪気を取り除き、生命エネルギーの場を正し、脳の電位が下がれば、自ずと症状が改善される―というのがごしんじょう療法の理論である。では、森さんの場合、邪気を生み出した原因は何だったのだろうか。
それについて、森さん自身が「邪気の原因に思い当たることがある」と話す。
「私は若いころから電話が好きで、携帯電話も年中使っていました。自宅の電話の子機でも平気で友だちと7、8時間話していました。左ききなので、いつも左手で電話を持ち、左耳で。20代のころ、左眼だけドライアイになって、白目がゼリー状になりました。左眼のドライアイを抱えて数年経ってからジストニアになったんです。ジストニアの症状も主に首の左側に出ていましたので、やはり、原因は携帯電話や子機電話による電磁波だったように思います」
貴田師は「森さんの場合、頭や顔、顎や首に大量の邪気が溜まっていた」という。「ごしんじょう療法でしていることは、邪気を取り除いているだけです。そこに溜まっていた邪気を取り除くことによって、取れた分だけ症状が改善されたのです」
ごしんじょう療法によって森さんのジストニアが改善したとともに、長年のドライアイはほとんどなくなった。回復した状態を維持するため、いまでは大好きだった電話もほとんど使用していないという。

「ごしんじょうは『命より大事』と思うほど大事」

今年2月28日、森さんに現状についてきいてみた。
「もう、いつもだいたい『自分の首』の感覚です。悪い時でも80点。薬を飲まずに80点というのはすごいことで、何かに夢中になっている時は100点、つまり全然症状がありません。ちょっと自分の首じゃない感じになりそうなこわばりを感じた時は、自分でごしんじょう治療すると、すぐに症状は消えます。それと月に2回、貴峰道で治療を続けていますが、貴峰道でごしんじょう治療を受けると、自分でやるのは全く違って全身の調子が良くなり、ものすごく楽になります。ごしんじょうによって常に80点以上をキープし、日常的に自分の首の感覚は戻っています。これまでいろんな薬を飲んできましたが、薬が効いている時も最高で80点で、薬の効き目は3時間以上続きません。しかも薬で80点の状態になっても、常に自分の首じゃない感覚が続いていました。投薬治療の効果とは比べ物にならないほど高い治療効果がごしんじょう療法にあるんです」
先日、ジストニアの人との集まりがあったという。森さんが「ボトックスで良くなった」という患者仲間に話を聞くと、「首が曲がっていたのが真っ直ぐになったが、体の感覚はもとに戻っていない。ボトックスもずっと打てるものではないから心配だ」とのことだった。森さんはその場でごしんじょうを見せ、自分の回復ぶりを話したが、「あなたは症状が軽いから」と一蹴されたという。
「決して私の症状は軽くありませんでした。ジストニアの患者は、皆、自分が一番辛いと思ってしまうんです。それほど辛い。それは良く分かります。ただ、相手がどう思おうと、自分がどう思われようと、私はジストニアで苦しむ人には、ごしんじょう療法の効果を伝え、自分の手でできるビリビリジンジン体操を勧めていこうと思っています」
そして、こう続ける。
「かつての私がそうだったように、ジストニアで苦しんでいる人は、必死でネット検索して、治療法を探しているんです。私が『ジストニア 睡眠』というワード検索で貴峰道のコラムにヒットして救われたように、多くの人がごしんじょう療法に出合えるよう、いろいろ話しましたのでうまくまとめてくださいね」

森さんは常にごしんじょうをポケットに入れて持ち歩く。子供が寝ている間、お風呂の中で湯船につかりながら、テレビを見ている時…暇さえあれば、ごしんじょう。これほど心強い味方はいないのだとか。
「貴峰道では、ジストニア以外でも本当に大変な難病の人たちが嘘のように回復していきますよね。ごしんじょう療法をすれば、与えられた寿命まで健康に生きられると思うんです。だから、ごしんじょうは『命より大事』。『命の次に大事』なんてレベルのものじゃないです。ごしんじょうを買ってくれた主人のお父さんには一生頭が上がりません。辛い時も懸命にサポートしてくれた母や主人、主人のお母さんにも心から感謝しています。ごしんじょうで心身の健康を取り戻し、今では子育てに実感が持て、やりがいを感じています。これからは私のごしんじょうで、家族の健康を守っていきたいです」
ごしんじょう療法の効果だろうか。いや、きっと、この治療によって本来の森さんの内面が引き出されているのだろう。森さんの表情は、実に邪気のない爽やかさがあふれていた。

平成26年3月21日
久保田正子