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電磁波の健康被害
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電磁波の健康被害

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意外に強かったコードレスフォンの電磁波

家庭用を計測すると

家庭用コードレスフォンは、携帯電話に比べて出力が小さいので、健康影響のリスクは比較的低いと考えられています。
しかし、コードレスフォンの周辺の電磁波の強さについて調べてみると、具体的なデータを見つけることができませんでした。商品の仕様書には出力はもちろん周波数さえ書いていないのです。
そこで実際にコードレスフォンの電磁波を測定してみることにしました。自宅にあるコードレスフォンはパイオニアのTF-GV22という製品。インターネットでこのコードレスフォンに使用されている周波数を調べたところ、250MHz帯と380MHz帯であることが分かりました。
そこでコードレスフォンの子機周辺の電場の値を測定したところ、結果はグラフにあるように最大で380MHz帯では8V/mに達していました。

頭痛やめまいを起こす値の8倍

2004年にオランダで発表された実験では、1V/mの電場で、多くの人が頭痛やめまいなどの症状を起こすことが確認されています。電場の強さだけを比べるとコードレスフォンの子機がつくる電場の強さは、その8倍ということになります。
コードレスフォンの電磁波 厳密に言うと、電磁波の生体への影響は、周波数や変調の有無などによっても違ってくるので、単純には比較できません。例えば、オランダの実験で影響が出たのは、第3世代の携帯電話で、デジタル方式のものでした。
現在家庭用コードレスフォンの現在の主流は、まだアナログ方式。デジタル方式はデータを圧縮しているので、断続した電磁波が出る仕組みになっています。一方アナログ方式はずっと連続して電磁波を出し続けます。断続した方が生体への影響は大きいという指摘もあるものの、単に電磁波のエネルギーの強さで比べれば、アナログ方式の方がはるかに強くなります。
実際にコードレスフォンでも脳腫瘍のリスクが上昇するというスウェーデンの疫学調査結果も報告されているので、コードレスフォンが安全という見方はできないようです。
やはり電話機を使う場合には、少し面倒でも有線の受話器を使う方がよいと思われます。

植田武智(ライター)
(『食品と暮らしの安全No.202』 2006.2.1発行)